2019年10月24日

How to 一体関節

実はいまさらながらTwitterを始めまして、ちょっとしたことはそちらで書いているのでブログの更新がおろそかになっています
今後はTwitterでつぶやいたことの覚書にするのか大物を製作するときだけブログにするのかイマイチ方向性を決められないでいます
暫くはTwitterと内容が重複したりしなかったりすると思いますがご了承下さい

といったところで本題です
TwitterでレザリオンDVDの発売に乗っかって以前製作した完全変形版を貼ったら思いのほか「いいね」と「RT」をいただきました
ウチでたまにやっている一体出力関節(ヒンジ)がやはり興味を引くみたいなので少し解説したいと思います

お題はレザリオンフレームの太腿です
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透視図にするとこんな風になっています
つまり円錐の軸受けですね
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真横から見るとこんな感じです
出力方向もこの姿勢限定で行います(理由は後述)
見ての通り上のヒンジも下のヒンジも傘の様に配置します
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なんとなく上を傘、下をすり鉢にしたくなりますがこれは出力時の失敗率が上がります
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スライサーにのせてみます
この状態で下から1層づつ成形されるわけです
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問題は傘の上に傘が乗るとき(ロケット鉛筆みたいに)空中に浮くところです
ただ傘式はかろうじて本体につながっているため位置がずれるようなことはありません
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しかし、すり鉢式にした場合、円錐が出来上がるまで空中で成形せねばならず形状が安定しなかったり、最悪外れて無くなって軸にならないときもあります
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とまぁ縦に置いた場合のヒンジはこんな感じで作っています
posted by ASURADA at 08:41| Comment(0) | レザリオン

2018年12月19日

レザリオン(完成)

2018/12/25写真追加
レザリオン完成しました
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旧玩具の「超電送ロボDXレザリオン」をベースにアニメ設定の変形を再現すべく再設計しました
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ではいきます、「テイクオフ」
フレームから12個の内部ユニットが外れ、頭部の小型ジェットにパイロットの香取敬が乗り込みます
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「レーザーコマンド」
内部ユニットが組み合わさり、大型ジェットを形成、さらにコックピットの小型ジェットを収納します
各ユニット間を接続するジョイントは引き出し式かマグネットにしてあり、ブロック時にはツライチになるようにしています(でっぱりがあるとフレームに入らないのです)
ほぼ設定どおりの変形をしますが、機首部分が伸びるところは折りたたみ収納に変更しています
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完成、レーザーファイター
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内部ユニットは組み方を変え、戦車モードにもなります
胴体ユニットはファイター時から裏返して開いてコックピットを収納します
フロントタイヤはどんでん返しで展開します
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主砲展開
ファイターの機首部と同様、折りたたみ式収納にしています
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完成、レーザータンク
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小型ジェットは単独でロボモードにもなります
脚部は畳んで畳んで長さを稼ぎました
腕部はレザリオン時の耳に相当する部分しか収納スペースが無く、どうにも収まりません
そこで翼の付け根部分の外装をマジックハンドの一部に見立ててみました
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サスガニチイサクテキツカッタデスネ・・・
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内部ユニットが抜けたフレームです
この状態で先に戦場へ電送され、パイロットはレーザーファイターで追っかけます
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このフレームは「超電送ロボ」同様に折りたたむことができます
多数のヒンジで構成されていますが、同じ色の部品はヒンジや肘、膝といった関節ごと3Dプリンターで一体出力しています
色違いの部品同士はいつものように真鍮線で軸打ちしています
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「超電送ロボ」と折りたたんだ状態で
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フレームだけでも自立行動できる設定ですが、パワーは1/10に落ちるため戦闘時には内部ユニットと合体する必要があります
「マトリックスイン!」
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「レザリオンただいま参上」
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ビームバズーカ装備
ダイターンに引き続き、指も3Dプリンターで一体出力で5本とも独立して第3関節まで動きます
ここまで小さいとさすがに失敗も多く、何度も出力を繰り返しました(成功率は20%くらいかな)
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レーザーソード
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腕の可動範囲が狭いので両手で構えるのはこれが精いっぱいです
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レーザーバトルギア
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中盤からの強化装備、レーザーバトルギアを装着した「フルアーマーレザリオン」です
フルアーマーは玩具オリジナルの呼び方です
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2連アームガンはアニメでレーザーバトルギア装着バンクを見る限り左腕だけのようなので右手はオミットしました
ガンの基部のままではなんなので、なんかランチャーっぽいデザインにしてみました(右腕の形状がよくわからないのですよ)
ただ玩具は両手ともについているし、劇中でも右手についていたりいなかったりするので必要に応して両手ともに使える設定なのかもしれません
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フル装備(右腕アームガンも装備)
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全パーツ展開
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おまけで玩具オリジナルの内部ユニットロボ
本体完成後に作ったため、補助パーツを使用しての再現になります
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武装は肩のキャノンを展開して前に向けられます
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再現用補助パーツ
このフレームにユニットを組み合わせていくわけです
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posted by ASURADA at 19:08| Comment(6) | レザリオン

2018年12月16日

ほぼ出力完了

ほぼ出力完了しました
あとは小物(手持ち武器とか)を作ったら完成です
いやなんつーか・・・カッコいいですね(自画自賛)
完成記事はまたあらためて書きます
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posted by ASURADA at 21:04| Comment(0) | レザリオン

2018年12月09日

カラー出力 その2(+α)

カラー出力を進めつつまたしても可動ハンドユニットを設計していました
まーレザリオンの手だし全部同じ指でいいかなと(笑)
ちなみに青と赤の部品は全て同一パーツです
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例によって一体出力
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テーブルから剥がしてキコキコひねると出来上がりです
フル可動とはいきませんが一応第3関節まで曲がるし、物も持てます
実際はそう簡単ではなく設計や条件を変更しながらなんども失敗を繰り返してたまたま成功した両手分なんですけどね
カラー出力の方も地道に進めてます
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ここまで小さい可動ハンドは流石に厳しかったですねー
似たような手のサイズの人と比較でMGガンダムVer.Ka(エモーションマニピュレータではないですが)
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あとこれも設計してます
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posted by ASURADA at 18:06| Comment(2) | レザリオン

2018年12月03日

カラー出力 その1

色分フレームは現状こんな感じです
さすがに一体出力で色分けは無理なんで色が変わるところで別々に出力して片側だけ軸打ち工法で組んでます
胴体はどうにもならなかったので全部軸打ちしています
色が付くとフレームにパーツが入ってるのが良く見えてよいですねー
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posted by ASURADA at 22:01| Comment(0) | レザリオン