2020年05月20日

Arduboy

Arduboyを作りました
公式に載っている某nintendoのゲーム機に似ているのも買えるのですが、オープンソースの為手持ちの部品で作れそうだったのでやってみました
とりあえずユニバーサル基板に部品を配置して配線して試作
基板は72mmx47.5mmのいわゆる秋月電子のCタイプ基板です
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しかし、使ったArduinoがMicroではなくProMicroのためピンが3本足に出ていません
というわけでチップから直接ポリウレタン銅線(UEW線)で引き出したのですが・・・細かすぎ!!
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電源回路は組んでいないのでUSBで電源供給しつつの動作テスト


せっかくなのでケースと電源回路を作りました
白い部分はボタンも含めて3Dプリント部品、透明なパネルはアクリルから削り出しです
電源は単三×2本ですがArduinoは5V品の為、昇圧回路も組み込んでいます
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さらに基板も設計しました
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私の場合、基板はエッチングではなくCNCフライスでの削り出しです
(写真の状態では一部ミスが発覚したのでカッターで彫り込んで修正したりしています)
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光で透かして見ると奇麗ですねー
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ケースもユニバーサル基板版では画面に段差があったが気になっていたのでレイアウトを見直してフラットになるようにしています
表面の「Arduboy」の文字はアクリルの裏から彫り込んでいます
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posted by ASURADA at 21:09| Comment(0) | 電子工作

2020年04月26日

メガスクリーン(目がスクリーン)

久しぶりにスーパーロボット超合金のマイクを引っ張り出してきました
バリバリーンは3Dプリンタの自作品です)
劇中のマイクの目はスクリーンになっていて色々表示しているのでリアルにモニターを仕込んでみたら?という発想です
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本体を分解して干渉する部分をリューターで削り込み、0.96インチのOLEDディスプレイを押し込みます
頭の上の方がどうにも収まらなかったのでOLEDの基板も一部削り込みました
胴体の白い部分は3Dプリンタで作ったスペーサーです
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とりあえずArduinoNanoをSPI接続で外付けして動作テスト
とりあえず表示は出来ました
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本番はArduinoProMiniにしてバックパック内に固定しました
手前の基板はUSBシリアル変換で、完成後は不要になります
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スクリーンに表示する絵ですが、当初はビットマップをそのまま表示するつもりでしたが、メモリの容量が足りないため都度描画する方法にしました
目は丸の組み合わせで描けたので動かすのも比較的容易でしたが、問題はシステムチャンジ時のト音記号です
しばらく悩んでExcelで線を引いてからセルを塗りつぶしてから座標を拾いました
XY座標でLineでつなげていけば拡大縮小も楽というわけです
(8ビットパソコン時代は640x200ドットのトレーシングペーパーでCG描いててたなー、俺)
ト音記号.jpg

動作動画です
posted by ASURADA at 09:22| Comment(0) | 超合金

2020年04月10日

いーとーまきまき

絞り染めに使う糸を小さい軸に手巻きで巻き替えるのが大変なので糸巻機を作れないかと依頼されました
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有松絞りと言えば最近では「名古屋・河村市長のマスク」が有名ですね(笑)

まずはいつものように3DCADで機構を検討します
軸は簡単に交換できるようにバネで押し付けるように
巻き取り部は普通のマブチ130モーター
振り分ける部分はステッピングモーター駆動
振り分けアームを往復させるためのリミットスイッチはフォトインタラプタ
回転数の計測と振り分け部の同期の為にロータリーエンコーダーも組み込みます
ms_001.jpg

透明な板は2mmアクリル板からCNCフライスで削り出し
制御基板はユニバーサル基板でArduinoProMiniをCPUにしてDCモータのドライバ、ステッピングモーターのドライバ、0.91インチのOLED表示器、5V昇圧型DC-DCコンバータを組み込みました
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動作中の動画
電源ONで振り分けアームの動作範囲確認をしてからセンタリング
ツマミの回転で変速、押し込んで停止、巻き取り速度に応じて振り分け速度も変化します
モニターには巻き取り数と回転速度を表示しています
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2020年02月24日

プロジェクションユニット

DX超合金VF-31ジークフリード用のプロジェクションユニットを製作
スーパーパックに付属するもんだと思っていましたが今のところ商品化はされていませんよね
資料はビデオとネットで拾ったこの設定画像
71CskCW-nqLa.jpg

わりときっちり描かれているようで・・・CADに起こすとかみ合わない部分があったりするんですよね
とりあえず展開ギミックの確認のためにテストモデルを作りました
(左のはVF-31Jハヤテ機標準ユニットです)
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例によって不具合をフィードバックしつつディテールを彫り彫りしてCADデータを描きなおします
VF31_01.jpgVF31_02.jpg

以下完成です
カバーの黒ラインはビニールテープを貼りこんで切り出し、内部メカはアルミシルバーを噴いてから黄色と赤を筆塗りしました
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posted by ASURADA at 20:39| Comment(0) | 超合金

2019年12月31日

ミニプロッター

CNC1419の調整のために情報収集していてオリジナルマインドさんのページを見ていたらこんなのを発見
技術解説Arduinoでメカトロニクス製品を動かそう
ここを見ていたらやりたくなってしまってArduino UnoとCNCシールドを買ってみました(Amazonで2630円でした)

モーターは以前秋葉に行ったときに秋月電子で買ったMDP-35A、200円x3個(通販ページには現在無いようです)を接続して動作確認


本体は3Dプリンターで出力できるサイズで3軸ステージを組み合わせて3DCADで設計します
モーターもフレームもおもちゃみたいなものなので切削加工は最初から諦めペンを持たせてプロッターにすることを目標にしました
XYZ_001.jpg

送りネジとシャフトはステンレスの物を近所のホームセンターで調達しました
ネジは3mm径なので0.5mmピッチになり、モーター2回転で1mm進むことになります
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ベアリングは手持ちのジャンクサーボから分解して調達
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こんな感じで送り軸を組みました
ハンドル付け根の黄色いパーツがベアリングです
3dp_02.jpg

3Dプリンターで出力
なんかすごく糸をひいています・・・
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一通り完成状態
ワークテーブルはCNC1419で2mmアクリル板から削り出しました
IMG_1430.JPGIMG_1431.JPG

動作確認(ネタはまぁアレです)
紙はマグネットをプレートのネジに貼りつけて固定してます


出力結果
ちょっと丸が繋がっていなかったりして方向が切り替わる変曲点でバックラッシュによる誤差が発生しているようです
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ネジピッチが細かいのでガタは無いだろうと思っていましたが、どうもモーターとベアリングまでリジットに組んでいるためモーターの軸のガタが出ているようです
そこでベアリングをダブルにしてネジを単独で支えモーターはつなげてあるだけの状態にしました
3dp_03.jpg

ベアリングはバラすときに壊れてしまったのと数が無かったので近所の模型屋さんでミニ四駆のローラーベアリングを買ってきました
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ベアリングはフレームに直接組み込んでいたためフレームから出力し直し(材料が尽きたため、上のフレームの色が変わりました)
ついでに原点復帰用にリミットスイッチを仕込みました
IMG_1436.jpgIMG_1437.jpg

原点復帰動作


出力結果比較
左が前回ので右が今回のです
イデのゲージの下の部分が繋がっていたり、大きな「O」の文字が歪んでいないように見えるのでバックラッシュは減ったと思います
IMG_1438.jpg
posted by ASURADA at 11:42| Comment(0) | CNC